キャリアコンサルタント独学は無理!最短ルートを目指すなら”専門スクール”活用のすすめ

女性のキャリア支援

キャリアコンサルタント資格とは

こんにちは!
最近、耳にする”キャリアコンサルタント”

2016年に国家資格となった名称独占資格でキャリアコンサルティングを行う専門家です。

このブログではキャリアコンサルタントの資格の概要と、
独学では無理!な理由(専門スクールが必要な理由)を解説します。

私は2022年度に取得し”教育分野”でカウンセリング支援をしてきました。
実務についていたからこそ、感じた必要をまとめます。

簡単にいうと・・・

キャリアコンサルタントの仕事は、

「その人が”やりがい”や、”楽しさ”を感じながら、
働けるように、仕事だけでなく、”人生全体”についてのアドバイスやサポートをする」です。

  • 自分で自分の将来を考えて決めていけるように手伝う役割
  • また、働く人と会社がお互いにうまくやっていくためのサポートもします。

「人の仕事選びや、これからの進み方を一緒に考えたり手伝ったりする仕事」です。

つまり
”働いているひと”
”これから働きたいひと”
”働いてるけど困っているひと”
職業を中心にしながら

『個人の生きがい』

『働きがいまで含めたキャリア形成』

にお手伝いをする仕事です。

わたしの活動領域の”教育分野”はお手伝いする内容がもっと専門的になります。

進路指導や就職支援、メンタルカウンセリングなど

学校でいう”キャリアデザイン”の授業の実践バージョン

イメージしてもらえるとわかりやすいです。

今回はキャリアコンサルタントの資格はどうやったらとれるの?

独学は無理ってなぜ?

こちらを解説していきます。

【独学をおすすめしない理由】

おすすめしない理由
  1. モチベーション管理がムズすぎる
  2. 体系的な知識取得ができない
  3. 一人ではロープレができない
  4. 最新情報のキャッチアップ不足
  5. 人との関わりが不可欠

先ほども書きましたが、キャリアコンサルタント資格(以下キャリコン)は、

人の”人生やキャリア形成をサポートする専門資格”です。

この資格取得を独学で目指す場合、さまざまな壁に直面します。

おすすめしない理由5選を解説して行きます。

メリットとデメリットの記事にしようかともおもったのですが、最短ルートを目指すのであれば、
やはり専門スクールに入った方が早いです。

NG① モチベ管理がムズすぎる

独学は自分のペースで学べるのは良いところですよね。

その反面、計画が崩れやすく、中だるみが起こりやすいです。

キャリコン資格は実技(面接ロープレ)論述(記述)試験があります。

資格勉強は長期戦(6ヶ月〜10ヶ月目安)であり、

精神的な支えや周囲からの刺激や強制力がないと簡単に離脱します。

学科試験だけであれば、独学で十分対応できるのですが。

NG ② 体系的な知識取得ができない

学科試験の範囲となる単元は意外と幅広く、

”キャリア理論”

”労働法規”

”カウンセリング技法”など

独学では知識の抜けや錯覚が発生しやすく、論述試験で求められる深い理解に到達するのが難しくなります。
厚生労働省の見にくいサイトの論文の解説や、学習の優先順位を整理してくれるので、

学習効率がUPします。

独学で勉強しようとすると、判断が付かないので覚えなくていいところに時間をかけてしまいます。

試験の過去問対策では、世の中の流れを踏まえた最近のトレンドのような傾向分析も必要のなるのも特徴です。

NG③ 一人ではロープレができない

実技試験の大きなポイントは面接のロープレです。

実際の現場で活用するためのカウンセリング技法の面接試験があります。

営業経験者やコニュニケーションに自身がある方は実技試験に抵抗がない方も多く有利であることは間違いありませんが、

正直甘いです…

試験の傾向と対策、試験団体による型(フォーマット)を身につける必要があり、

自分のカウンセリングに対して、相手がどのように受け止めたか(どのように伝わったかの)

フィードバックをし合うことが必須です。

わたしも営業経験が15年以上あり個別カウンセリングなども実務として行っていますが…

授業の中でお互いのセッションを録音したり、文字おこしすると、ほんとに恥ずかしかった…

口ぐせや変な間が気になる。など…

具体的な改善策をフィードバックし合うことで、かなりの訓練となりました。

NG④ 最新情報のキャッチアップ不足

法律や制度は改正されることが多く

「もともと〇〇だったものが△△になった」など

改訂改定を覚える必要があります💦

そのため、情報更新されないままの教材だけでは誤った知識を覚えてしまう可能性が高いです。

スクールや講座では最新情報が共有され、試験傾向の変化に即対応できます。

また、専門講師の体験談が記憶に残りやすく、こちらの知識の方がむしろ重要だったりします。

人の人生、人の価値観、本当に色々な人生を共有する仕事なので、

あたり前の正論が通用しないことも多々あり、情報が溢れている今だからこそ、

何を伝えるかをきちんと学ぶ必要があります。

NG⑤ 人との関わりが不可欠

キャリアコンサルタントは「対人援助職」です。

実際の試験や実務では、他者とのコミュニケーション力が求められます。

実技(面接試験)の試験官も、当然、です。

クライアント役の面接官が、あなたのカウンセリングについてどう感じたかが試験の合否になります。

専門スクールでは、”恥を捨てる”まで

試験対策用のロープレを訓練します。

その結果、試験で緊張しても実力を発揮することができます。

キャリコン資格の概要とポイント

ここまで読んでいただいて、独学はむしろ非効率なのか??

よく最短ルート!独学でもできる!ってあるけど…

と少しでも、気づいてもらえたら嬉しいです。

キャリコン試験の概要

この資格は一定の実務経験が必要であり
国家資格キャリアコンサルタント(以下キャリコン)の資格をとれる学部は、
今のところありません。

わたしも資格を取る前から、教育支援のカウンセラーを15年以上していたので実務経験はあり、

実施試験だけでもいけるかと一瞬考えましたが・・・恐ろしい。

キャリコン資格に興味を持たれる方の多くは
”人材人事” 関係

教育分野ですでに勤務している方も多く、

一定の実績やキャリアをすでに経験している方もいます。

キャリコンの試験項目は3つ

  • 学科試験 50問(マーク式)
  • 実技試験(論述)
  • 面接試験(ロールプレイング試験)

学科試験は頑張って勉強すれば誰でも合格圏内に入れます。

問題は実技試験対策です!

独学の知識や経験では太刀打ちできないことが多く、

自信がある人ほど要注意!

自分の経験や価値観を披露する場ではありません。間違えなく「ぺちゃんこ」にされます💦

わたしは、すぐにぺちゃんこになりました。

自信を持っていたコミュ力のその先を習得することが合格への必須項目です。

誰でも合格圏内に入れると前述した学科試験対策でさえ試験科目の範囲は

ほんの一部でも・・・こんな感じです。

  • カウンセリング理論
  • 労働市場の知識
  • メンタルヘルスの知識
  • 学校教育制度
  • 労働法
  • ネットワーク構築
  • 自己理解支援

多いですよね?

ポイント

どんなにスキルがあって合格できたとしても…

キャリコンの資格だけでは食べていけません。

この最低限の専門知識を

”試験を合格するためだけに学んだ知識”のみで現場に立つなんて、

目の前の支援を必要としている方に失礼だなと思います。(よくあるハロワのはずれキャリコン…)

試験を合格するためだけに、学んだ知識=使えない知識になるとお伝えしたいです。

国家資格という響きの良い”資格”を取ることが目的ならいいと思いますが

(それだけにしては、情報量も学習量もそれなりなのでコスパは悪い)

繰り返しになりますが、キャリコンは一人の人生に深く大きく関わる仕事です。

少なくとも、わたしはその意識をブラさずに教育分野で活動してきました。

現在は、もう少し支援の幅を広げて、フリーランスでいろいろとお手伝いをしています。

活躍の場としてはいろいろな働き方があるので、

副業やカウンセリング…活躍する選択肢はたくさんありますが

キャリコンサルタントとして”人の支援”を目指す方はぜひ、きちんとスクールに入り体系的に学んで資格取得を目指してください!

合格までの必要な期間は?

わたしは専門のスクールに入ることを推奨派なので

学科や実技講習は所属するスクールのカリキュラムにそって進めて行けば基本的に大丈夫です。

総時間数150時間
期間 6ヶ月

こちらが一般的な目安です。

フルタイムで仕事をしている方など資格勉強を生活の中心にできない方は

実際には6ヶ月は厳しいと思います。

一発合格を目指さなくても大丈夫!?

スクールで出会ったクラスメイトには、

仕事と両立しながら最初から一発合格を目指さずに

まずは学科だけ合格して、次の試験で実技合格をするなど

戦略的に確実に合格をめざしている方もいました。

わたしは職場復帰のリミットがあったので絶対一発合格!の目指し、合格しました。

つまり、6ヶ月から10ヶ月(1年かからない)くらいが国家資格キャリアコンサルタント合格の目安です。

まとめ

キャリコンの仕事内容と独学をおすすめしない理由を解説させていただきました。

調べると対策できるスクールがたくさんありますね。

当時より、増えています!

正直どのスクールでも大きな差はないと思っています。

なぜなら、自分次第だから。

環境や情報は ”最低限” で ”最大限の努力” をする。

それでも専門スクールの必要性は最低限に入ります。

以前ブログ内でご紹介している”教育支援給付金”もどのスクールでも給付対象になります。

対象にならないところは絶対にやめましょう。あと国家資格合格率などもチェックしてください!

https://mature-serenity.com/kyoiku-kunren-kyufukin/

使わないともったいない!!
育休中に教育訓練給付制度を活用して資格取得やキャリアアップへ一歩前進!学び直しを支援する制度で、自分の未来を切り拓く第一歩を踏み出しましょう。

通学型、オンライン型、相談窓口の充実度やサポート体制、実績など…

この辺を見てご自身にあったスクールを見つけてくださいね。

まずは、何が必要か、どのようなスタイルがあるのか。

いつまでに目指すのか、今年もあと2ヶ月。

自分を次のステージに進める一歩を踏み出してみませんか?

学科試験の勉強法や合格までのみちのりなどを解説いたします。

ぜひまた、のぞいてみてくださいね!

よろしくお願いします!

キャリアコンサルタント養成講座なら【日本マンパワー】

キャリアコンサルタント養成講習

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