【個人面談サバイバルガイド】

教育支援

個人面談の時、先生にどんなことを相談すればいいか迷ったことはありませんか?
希望日は出せるけど、平日の昼間の時間になることが多く、仕事を休んだり抜け出したりして行くのに、ポジティブな印象がない人が多いのではなないでしょうか。
三者面談の場面になると、実は子どもたちもドキドキの連続です。

学年が上がるにつれ、「お母さんは先生に何を言うんだろう…?」と心臓がバクバク、繊細な子は前日の夜に「不安すぎて眠れない!」なんて声もよく聞かれます。
まさに、子どもにとっては「面談は一大イベント」、心の準備も必要な一世一代の勝負どころなのです。
そんなドキドキの面談の舞台裏、親としてどう振る舞い、何を相談すれば効果的か。
さらに、先生と良い関係を構築する方法はある?
そして子どもはどんな心の声を持っているのか?
現場での経験をもとに、「親」「子ども」「教育者」三者のホンネを解説します。

例えば、「先生への相談ポイント」としては、子どもの普段の様子や得意なことだけでなく、ちょっと困っていることや家での様子も素直に話すことが大事。
ここでの正直トークは、子どもに合わせたより良いサポートを生み出す“秘密のカギ”です。
時には三者面談ではなく、子供のいないところでの「親と先生の二者面談」が効果的なことも少なくありません。

一方、子どもたちはまさか自分が面談の主役とはいえ、心の中では「何を言われるのかな?」「自分のダメなところをズバッと言われたらどうしよう…」と緊張MAX。
そんな気持ちを少しでも和らげるためにも、親が面談前に家庭でしっかり話をして心の準備をすることが重要です。

つまり、この「個人面談サバイバルガイド」は、ただの「やるべきことマニュアル」ではなく、親・子・先生の三方向から「ドキドキとホッと」を共有しながら、楽しく、前向きに個人面談を活用するための心得集です。
これを読めば、次の面談こそは心の準備バッチリ、笑顔があふれる時間に変わるはずですよ!

先生とのおしゃべりを制する者は面談を制す!

準備のポイント集
  • 面談の目的は何だろう
    親として一番伝えたいことは?
  • 今心配なことを一歩掘り下げよう
    「なぜ、どんな風に心配かまとめておくと」表面的な面談で終わらない
  • 母の価値観は伝えておくとスムーズ
    子どもに求めていること、家庭方針として大事にしたいことは?
  • 自宅で少し家庭内MTGしておく
    志望校や習い事など力を入れている事を友人関係など心配なことなどを共有しておく
  • 面談後のフィードバックが超重要!
面談の目的は何だろう

面談は単なる「報告タイム」ではなく、子どもの成長や今の課題を親と先生が一緒に理解し、次のステップを考える大事な“作戦会議”です。
まさに「先生とのおしゃべりで未来をデザインする」時間です。

今心配なことを一歩掘り下げよう

「なぜ、どんな風に心配かまとめておくと」表面的な面談で終わらない
「学校の成績が心配」だけで終わらせないでください。
たとえば
「国語の読解が苦手で、宿題に時間がかかっている」
「友達関係で落ち込みやすく、家でも言葉少ない」
といった具体的な様子を掘り下げて持ち込むと、先生も「なるほど!」と納得してくれて、深掘りした話ができるので真の課題を共有できます。

これで面談は「表面的なお天気トーク」から「人生相談コーナー」へとグレードアップ!

母の価値観は伝えておくとスムーズ

例えば「うちはチャレンジ精神を応援派」「勉強は楽しさ重視」「細かいこともよく見てほしい」など、親としての教育観をざっくり伝えておくと、先生が対応しやすく心の距離もグッと縮まります。ここを押さえておくと、次回以降の面談や日々の先生からの子どもへの声掛けポイントもグッとレベルが上がります。

自宅で少し家庭内MTGしておく

面談当日、家族で「今日はこんなことを伝えよう」「子どもも聞きたいことをリストアップしよう」と事前ミーティングをやると、全員が同じ方向を向いて面談に臨めます。
準備なしで行くと、突発的な話題でバタバタに…そして「時間切れに・・・」なんてもったいない💦

面談後のフィードバックが超重要!

面談はゴールではなくスタート。
終わった後に「先生はどう言ってた?」「うちの子、こんな感じだったよ」「次はこんなことに気をつけようか」と家族で振り返ることではじめて成果が見えてきます。
これがないとせっかくの面談も「通過点感」だけで終わってしまうので、必ず面談後に「反省会」ならぬ「作戦会議」をしましょう。
笑いながら次の一歩を決めるのが成功の秘訣です!
この準備さえしっかりしておけば、面談は怖くない!むしろ家族と先生がタッグを組む楽しい時間に変わりますよ。

「先生はスパイ?親は探偵?子どもは忍者?」

【面談の三者目線探検隊】
面談前の三者の目線を掘り下げてみましょう。
それぞれの心境と立場をシミュレーションしてみましょう。

親
  • 進路や家庭方針などを明確に伝えておく
  • 家庭でできること、先生に任せることの境界線を明確にしておく
  • 先生との関係を構築しておく(ママのコミュ力を発揮しておく)
  • ○○が気になっている、〇〇な様子だったら連絡(報告)欲しい、それ以外は先生にお任せなど

    【⭐︎ポイント⭐︎】
    面談はまるでスパイ映画の作戦会議。母は情報収集と指令の探偵役です。進路や家庭方針という“ミッション”をはっきり伝え、家庭で守るべきラインと先生にお任せすべきポイントをクリアにすることが重要。
    例えば「○○が気になるけど、それ以外は先生にお任せ」とはっきり言うことで、先生との信頼関係がぐっと深まります。
    日頃から“ママのコミュニケーション力”を発揮して、先生と強力なチームを組んでおくのも成功の秘訣です。
子ども
子ども
  • 話して欲しくないことがある場合は先生に相談してOK(子どもの権利)
    ※先生に直接言えないことがある場合は第三者(スクールカウンセラーなどに相談可能)
  • 親子だから何でも知られていいわけではないことを知っておく
  • 自分の希望を保護者や先生に伝えておく(進路のこと、学校での悩み等)

    【⭐︎ポイント⭐︎】
    子どもはまるで忍者のように機敏で繊細。
    親には見せたくない秘密の話や、どうしても言いにくい悩みを持っていることもあります。そんな時は先生に「これはナイショで」と相談できる“忍者の権利”を使いましょう。
    もし直接言いにくい場合は、第三者のスクールカウンセラーという“仲間の影武者”の力を借りるのも有効です。
    親子だからといって何でも知っている必要はありません。
    むしろ自分の希望や不安を親子間でそっと共有することでスムーズに解決することも多いものです。
先生
先生

先生はまさにスパイ。見えないところで子どもの様子を鋭くキャッチし、つねに情報をアップデートしています。
でも、スパイだからこそ「この話は親にどう伝えるべきか」「子どもにどう寄り添うか」と慎重に動いているのです。
そんなスパイ活動を支える探偵の親、身軽で神出鬼没な忍者の子ども、それぞれが見えない糸でつながって、三者面談という舞台が成り立っています。
この探検隊スタイルで三者面談を捉えれば、ただの緊張の時間がちょっとワクワク、秘密の連携の場に早変わり。
母も子も先生も、それぞれの“役割”を理解して、面談を上手に乗り切るヒントが見えてきますよ!

「家族会議、ただの雑談じゃない。面談攻略の黄金ミーティング!」

家族会議の議題
※こちらは保護者目線で解説します

  • 目標設定
    母と子供お互いに気になること、譲れないこだわりポイントを共有しておく

    例:母は勉強と遊びの両立、テストで○○はキープできるような努力はしてほしい。やることやったらあとは本人の意思を尊重することなど
  • 子どもの要望を聞く 
    バイトや門限、家事手伝いなど、役割を与え公平であることを理解させることは重要。
ワンポイントアドバイス
  • ”母、父、兄妹、祖父母など、決定権や声の大きい人と本人との距離感が重要”
  • 中学生以上の場合は、原則”本人の意思を尊重すること=本人の自己責任”
  • 中学生までは両親の意見や判断が行動に影響しやすいので、成長や子供の性格に合わせて判断が必要

「『私はこう見ている!』親、子、先生の面談裏トーク」

キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタント
  • 親子関係により、先生に介入してもらう「境界線」を明確にしておく
    一般的には、年齢が上がるにつれ親よりも、第三者の大人の声の方がスムーズに本人に伝わります。
    「同じことを言われても先生からの言葉が刺さる」はこの典型。
  • 時には親としての心配や不安をストレートに伝え、子どもとの関係を構築する意識を持つ
    心配をかけたくない子のホンネと、子どもの成長をアップデートできていない親。
    近すぎるからこそ、お互いにすれ違いが起きていることも・・・
    普段話さないことも、面談をきっかけに信頼関係を築く機会にしましょう
  • 親子だからこそうまくいかないことのバランサーとしての役割を先生に頼る
    子育ての悩みは尽きません。親自身が抱え込まずに我が子のことを理解してくれる専門機関(先生やカウンセラー)の力を上手に頼ることも子育てに余裕を持つ秘訣です!

タイトルとURLをコピーしました